2018夏高校野球ベスト4が決定!大阪桐蔭の2回目の春夏連覇は?
100回記念大会決勝戦予想

100回記念大会として今までで最も多い出場校56校が一堂に会し8月5日に幕を開けてから2週間雨天順延などもなく本日準々決勝4試合が行われ頂点を目指す4校が決まりました。

高校野球で面白いのは勝ち上がってきた強豪校が8校残って1日で強豪校同士のナイスゲームがみられる準々決勝戦だと言われることが多いです。

本日行われた熱戦を振り返りながら準決勝・決勝戦を予想していきましょう。

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大阪桐蔭高校猛打爆発!!史上初2回目の春夏連覇に死角なしか?

8月18日第一試合に行われた大阪桐蔭(北大阪代表)対浦和学院(南埼玉代表)

大阪桐蔭は高岡商業(富山県代表)との3回戦で大会屈指の好投手山田龍生君の好投の前に11三振を喫し苦戦を強いられるも勝負所で確実に走者をホームへ迎え入れ3-1で接戦を制して準々決勝戦に進みました。

一方の浦和学院は初戦となる2回戦は仙台育英(宮城県代表)に9-0と完勝し3回戦では二松学舎大付(西東京代表)に6-0と2試合連続の完封ゲームで準々決勝戦に進んできました。

U-18代表選手を数多く擁する大阪桐蔭打線に2試合連続完封男の渡辺勇太郎君が立ちはだかることが出来るかという所と浦和打線で好調の1・2番コンビ中前祐也君、矢野壱晟君U18代表の蛭間拓哉君、佐野涼弥君対大阪桐蔭の柿木蓮君、根尾昂君、横川凱君ら投手陣の対決も楽しみな一戦です。

結果は、大阪桐蔭の根尾昂君の先制のホームランを皮切りに藤原恭太君の2本を含む4本のホームランを浴びせ11-2で大勝しました。

大阪桐蔭は初戦作新学院戦を3-1で辛勝2回戦の沖学園戦は10-4で大勝3回戦の高岡商業戦は3-1で辛勝して今日の浦和学院戦でした。

主軸のバットが好調なイメージがあまりなかったのですが今日の準々決勝戦で主軸のホームランを含めて4本のホームランが飛び出し打線の調子が上がってきているように思います。そして投手陣も根尾昴君、柿木蓮君、横川凱君の3人とも今大会で登板しており特に柿木蓮君は全試合に登板し18イニングで1失点のみ22奪三振と調子を上げて来ている為、今のところ連覇に向けて死角は見当たらないかもしれません。

100回記念大会準々決勝第2試合、報徳学園対済美高校

第2試合は地元兵庫県の報徳学園が登場しました。

報徳学園(東兵庫代表)対済美高校愛媛県代表)です。

報徳学園はショートに2年生の時からU18に選出され清宮幸太郎選手(日本ハムファイターズ)などと国際大会を一緒に戦いプロのスカウトも今すぐプロで通用する守備と褒め称える逸材の小園海斗君をリードオフマンに初戦となる2回戦の青森光星学院(青森県代表)を3-2で接戦を制し3回戦の愛工大名電(西愛知代表)を7-2で圧倒し今日の準々決勝戦です。

一方の済美高校はエースの山口直哉君とキャプテンで4番を打つ池内優一君を中心に初戦の中央学院(西千葉代表)を3-2と接戦を制し2回戦は星稜(石川県代表)との延長13回に及ぶ絶なる熱戦を13-11で制しました。一時は1-7と6点リードされた8回裏に一挙8点得点し試合をひっくり返して9-7とするも9回に同点に追いつかれ延長戦に13回表に2点取られて9-11万事休すかと思われましたがその裏に矢野功一郎君の満塁ホームランで4点取ってサヨナラ勝ちで3回戦に進みました。

3回戦は四国対決となった高知商業(高知県代表)を3-1で辛勝し今日の報徳戦です。

済美高校は初回にツーアウト2塁から4番の池内君がレフトへタイムリーヒットを放ち先制します。

対する報徳学園は今大会初登板の済美の池内優一君に初回は三者凡退に抑えられるものの2回に4番の神頭勇介君がライトへのヒットで出塁するとすかさず送りバントで2塁に送り2アウトから7番の羽渕達哉君がセンター前へタイムリーヒットを打ち同点とします。

5回に済美高校8番の越智伊吹君が詰まりながらもライト前へヒットを放ち送りバントでランナー2塁としますヒットとフォアボールで満塁になった所で報徳学園のピッチャーが先発の渡辺友哉君から木村勇仁君に交代するも済美高校3番のキャッチャー芦谷泰雅君がライト前へタイムリーヒットを放ち再び済美高校が2-1とリードします。

その後一進一退の展開が続き2-1済美リードのまま最終回済美の攻撃は先頭バッターが報徳学園小園海斗君のエラーで出塁すると送りバントでランナーを2塁に送り2アウトからまたもや3番キャッチャーの芦谷泰雅君がセンターへタイムリーを放ち貴重な追加点、報徳学園はその裏1点返して2アウト3塁と同店のチャンスも5回裏からマウンドに上がった済美のエース山口直哉君に最後は三振に抑えられゲームセット。

3-2で済美高校が準決勝戦にコマを進めました。

100回記念大会準決勝第2試合大阪桐蔭高校対済美高校の展望

史上初の2回目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭高校と強豪復活2004年以来の決勝戦を目指す済美高校の一戦は、大阪桐蔭の調子を徐々に上げてきた強力打線をここまで1回戦からほぼ一人で投げ続けてきた済美高校のエース山口直哉君がどう抑えるかが注目です。

そして大阪桐蔭の3人の超高校級のピッチャーを済美高校の当たっている3番キャッチャーの芦谷泰雅君、キャプテンで4番池内優一君のクリーンナップが攻略することが出来るかも注目して見ていきたいです。

勿論大阪桐蔭のキャプテン中川 卓也君、藤原恭太君、尾昴君のクリーンナップを筆頭に打撃陣がどれだけ破壊力を見せつけることが出来るかも見どころの一つですね。

私アフラーアンの展望は大阪桐蔭高校は軟投派の投手に苦戦するイメージがあるのでうまく山口直哉君がスライダーとカーブを使い140キロ代のストレートとの緩急をつけることが出来れば強打の大阪桐蔭を抑え込むことが出来るかもしれません。がU18代表候補の選手が6人も居て1番から9番まで息の抜きようがない打線を抑えるのは至難の業でしょうから、いかに大阪桐蔭の投手陣を攻略し先手を取っていけれるかが済美高校の勝利のポイントになると思います。

けれどもタレントに勝る大阪桐蔭高校が有利なんでしょうね。大阪桐蔭高校が勝つ場合は7-2くらいのスコアでしょうか?そして済美高校が勝つなら3-2くらいのスコアになるのではないでしょうか?

ロースコアに持ち込めれば済美高校にもチャンスは大いにあると思います。

100回記念大会高校野球の歴史に残る名勝負!準々決勝戦第3試合・第4試合

第3試合は下関国際高校(山口県代表)対日大三高(東東京代表)の一戦です。

下関国際高校は1回戦花巻東(岩手県代表)に4-2で勝ち2回戦は今大会屈指の好投手2年生投手の西君の居る創志学院(岡山県代表)との雨の決戦を5-4で競り勝ち3回戦は今大会の優勝候補にスポーツ紙各紙が挙げていた木更津総合(東千葉代表)を4-1で下し準々決勝戦に勝ち進んできました。

地方大会打率5割2分4厘、13打点の4番鶴田克樹君は140キロ台後半の直球を投げ投打でチームをけん引してきましたが甲子園に来てからは3回戦の木更津総合戦までノーヒットとピッチングは素晴らしいパフォーマンスを見せるもバッティングが本調子でなく気がかりなポイントです。

対する日大三高は初戦の折尾愛真(北福岡代表)を16-3で6圧勝し続く2回戦は奈良大付属(奈良県代表)8-4で下して3回戦は龍谷大平安にあわやの所まで追い込まれるも4-3で接戦をものにして準々決勝戦まで進んできました。

試合は2回に日大三高のエースナンバー中村奎太君がフォアボール3つで満塁としたところ下関国際のラストバッターの佐本快君がセンター前にヒットを打ち先制点を上げます。更に6回表下関国際の3番川上顕寛君がフェンス直撃のレフトオーバーのツーベースヒットで出塁すると4番の鶴田克樹君がきっちりとライト前へヒットを打ち追加点2-0とリードを広げます。日大三高は今日も巧いピッチングで打たせて取る鶴田克樹君の前に7回2アウトまでノーヒットに抑える快投を見せていました。

ひょっとしたらノーヒットノーランもあるのかと思ったところでレフト前へヒットを打たれて大記録は達成とはなりませんでした。

続く8回裏日大三高7番の飯村昇大君が初球高めのストレートをセンター前ヒットで出塁すると続く8番柳沢真平君も初球の高めに浮いたストレートを叩きライトへのツーベースヒットでノーアウトランナー2・3塁とします。ここでベンチが動き9番佐藤英雄君に代えて代打高木翔己君がまたもや初球の外角高めのストレートをセンター前に行き返し2人が生還しこの回たった3球で2-2の同点に、その後ツーアウト3塁になり打順はキャプテンの日置航君に回ってきて終盤の大事な局面でのエース対キャプテン対決の構図に甲子園が湧きました。結果は鶴田克樹君の投じたスライダーを引き付けて右方向へファーストの左を強烈なライナーが襲いファーストのグラブをはじいて打球はライト方向へ3塁ランナーが還って2-3と日大三高が逆転!

これが決勝点になって日大三高が準決勝にコマを進めました。

100回記念大会高校野球史に名を残す感動の名勝負!近江対金足農業

第4試合は近江(滋賀県代表)対金足農業(秋田県代表)です。

先攻の近江高校は初戦を選抜準優勝校の智辯和歌山高校(和歌山県代表)と戦い近江高校の4番プロも注目しているスラッガー北村恵吾君の2発を含む3本のホームランで7-3で初戦を勝ち抜き2回戦は前橋商業(群馬県代表)を4-3と接戦をものにして3回戦は常葉大菊川(静岡県代表)を9-4と撃破して準々決勝戦に進んできました。

一方の金足農業高校は初戦を鹿児島実業(鹿児島県代表)を5-1で下し2回戦は大垣日大(岐阜県代表)と戦い終盤までもつれる展開でしたが最終的に6-3と突き放し勝利し3回戦の横浜(南神奈川代表)との戦いは横浜に2点を先制される苦しい展開もエースのU18候補吉田輝星君の同点ホームランが飛び出し更に2点リードされた後の8回裏に高橋佑輔君の3ランホームランで逆転して勝負を決めました。エースの吉田君は初戦から三振の山を築きすべての試合で13奪三振以上(横浜線以外は14)近江線でも13奪三振以上すれば新記録になります。

近江対金足農業の一戦はロースコアの投手戦の様相を呈し4回と6回表に近江高校5回裏に金足農業がそれぞれ1点ずつ得点し2-1で近江高校リードのまま終盤までもつれ込みました。金足農業は近江高校の5回から登板した2年生投手の林優樹君のスライダーにタイミングが合わず同じく2年生のキャッチャー有馬諒君の好リードも有り攻めあぐねていましたが遂に最終回9回裏に先頭バッターの高橋佑輔君と続く菊地彪吾君がヒットで出塁し続く菊地亮太君もフォアボールを選びノーアウト満塁の局面に甲子園の大観衆もこの局面でのドラマを期待してざわめきだします。

ノーアウト満塁で金足農業のバッターは斎藤璃玖君ですワンボールワンストライクから金足農業が選択した攻撃はスクイズでした。

チームの中でも人一倍バント練習をしていたそうで三塁手の前に転がす絶妙なバントでスクイズ成功で同点!

3塁手がボール処理をしてファーストに投げるか投げないかの瞬間に2塁ランナーの菊地彪吾君は躊躇せずに三塁ベースを蹴ってフォームへ向かいます。

近江高校の1塁手北村恵吾君が送球を受け取って直ぐにバックフォームするも若干右に逸れてしまいます。キャッチャーの有馬諒君が上手く取ってタッチするも間一髪セーフで金足農業のツーランスクイズが成功してサヨナラ勝ちで決着がつきました。

ノーアウト満塁の場面でのツーランスクイズは想像外でとにかくしびれる展開で私もびっくりしました。

私も学生時代野球部で練習で何度もツーランスクイズの練習をしましたが試合でも何度か成功しましたがあの大舞台でしかもリードされてる9回裏にツーランスクイズを選択肢たって言うのが凄いですね!本当にしびれました。

100回記念大会準決勝第1試合!金足農業対日大三高展望

準決勝のレジェンド始球式は第一試合は桑田真澄さん第2試合は大魔神佐々木主浩さんですね。

それ以前の人たちもそうですが随分豪華でワクワクしますね。

第1試合の金足農業対日大三高は金足農業のエース吉田輝星君がここまで1人で投げ勝ってきているので1日中日が有って休養できた事が大きいと思います。

日大三高は投手が左腕の中村君と川村君が居て更に189センチの広沢優君も居るので金足農業がどうやって打ち崩すかという点と強打の日大三高が大会屈指の好投手吉田君を攻略できるかという点がぽいんとでしょうね。

2018高校野球選手権大会100回記念大会の優勝予想

以前予想というか考察した記事はこちらを見てみてください。

今回は希望的観測も含めて史上初の2回目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭高校と大会屈指の好投手吉田輝星君を擁する金足農業高校の決勝戦が見たいです。

あの吉田君の低めのストレート、内角のストレートはとても素晴らしく大阪桐蔭打線をどう抑えるか非常に興味があります。

去年の広陵高校の中村奨成選手(広島カープ)のように吉田輝星君は甲子園に愛されているように思います。

大阪桐蔭打線をキリキリ舞にして東北に初めての優勝旗が行くのではないでしょうか!!

高校球児の皆さんは後2試合練習の成果をいかんなく発揮して頑張って欲しいですね。

 

 

 

 

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