3月31日から長いペナントレースを戦い抜きセントラルリーグは今年も強い広島カープが3連覇パシフィックリーグは辻監督率いる西武ライオンズが10年ぶりの優勝でクライマックスシリーズそして日本シリーズと続いていきます。
そんな中、関西の雄「阪神タイガース」は最下位確定しました。
この記事の目次
金本監督辞任で浮上してくる2019シーズン監督候補
最右翼は先日の巨人軍の高橋由伸監督辞任の時にも書きましたが矢野燿大2軍監督が一番現実味があるでしょうね。
高橋監督辞任の記事はこちらです「原辰徳監督復帰!読売に続いて監督交代は?阪神タイガース最下位低迷」
矢野燿大2軍監督
矢野2軍監督は今シーズンから前年までのミスタータイガース掛布雅之氏の後を引き継ぎ2軍で監督として指揮を執ったわけですが成績はウエスタンリーグで昨年の最下位からなんと日本一という結果を残しているのです。
金本組閣という事で本来なら同時期に辞任という話が出そうなものですが出てないという事はおそらく候補の一人として球団も本人も調整しているのかな?と分析してしまいます。
矢野燿大氏と言えば1998年に大豊泰明氏と共に関川浩一氏と久慈照嘉氏との2対2の交換トレードで中日から阪神タイガースへやってきました。
1991年のプロ入りから2010年の引退まで19年の現役生活の12年間を阪神タイガースで活躍した虎戦士です。
皮肉なことに矢野氏自身をトレードで放出した星野仙一監督が後にタイガースの監督になり2003年には星野監督を胴上げしています。
現役時代は正捕手として投手陣を熱くリードしバッティングも下位打線ながら勝負強いバッティングで「恐怖の下位打線」と呼ばれることも有ったほどです。
指導者経験は侍ジャパンのバッテリーコーチを皮切りに金本タイガースのコーチを務め育成契約だった原口文仁選手などを主力選手になるまでに育成しています。
他にも坂本誠志郎選手を1軍に抜擢したり岡崎太一選手にスタメンマスクを任せたりと思い切った舵取りが持ち味なのかもしれません。
2018年シーズンもファームをミスタータイガース掛布雅之氏から引き継ぎ、積極的な走塁を植え付け走らせまくり最終的に163盗塁させウエスタンリーグでの記録を更新させています。結果も昨年の最下位から一気に優勝し更にはイースタンリーグの覇者である巨人を下し日本一に輝いています。
リーダー的な資質を現役時代から垣間見せていた矢野燿大氏がファームを日本一に導いたことも有り次期タイガース監督の最右翼ではないでしょうか。
ミスタータイガース掛布雅之監督がどうしても甲子園球場で見たい!
阪神タイガースファンなら誰もが一度は真似したり憧れた「ミスタータイガース掛布雅之氏」
掛布雅之氏のユニフォーム姿を甲子園球場で見たい!
その皆の想いは2016年から2017年の2年間の2軍監督時代に何度か実現しているとはいえ、まだまだ見たいのです。
「僕を若返らせてくれた2年間だったが、ちょっと短かったかな。ただ、若い選手たちが着実に力を付けてきている。その意味では、非常に濃い2年間だった」
と2軍監督での最終ゲーム異例の甲子園球場開催の試合後のインタビューで語っている通りちょっと短すぎたんです。
金本知憲監督が1軍監督、ミスタータイガース掛布雅之氏が2軍監督。
この構図が逆じゃなきゃダメだったんです。逆でミスタータイガース掛布雅之氏がタイガースに帰って来れたかというと難しかったとは思いますが。
矢野燿大2軍監督・ミスタータイガース掛布雅之OSEA以外の次期監督候補
矢野燿大2軍監督が最有力続いてミスタータイガース掛布雅之氏が対抗といったところの阪神タイガース次期監督ですが、二人以外の監督候補はどうなっているでしょう。
岡田彰布氏
1985年の日本一の虎戦士で監督としても2005年にリーグ優勝しています。
父親が阪神の有力後援者で岡田彰布氏自身も根っからの阪神ファンで子供のころからタイガースに親しんだ阪神の申し子的な存在でしょう。
子供の頃父親の縁で当時のスター選手三宅秀史選手とキャッチボールをしたことからタイガースにあこがれを持ち後に早稲田大学から阪神タイガースに入団した際に背番号16を背負ったのも当時の三宅秀史選手が付けていた背番号という阪神ファンから見ても阪神の代表的阪神ファンです。
「野球に関してはマイナスから考えるのだ。常に最悪の事態を想定してゲームを進める」という監督論だと著書で言っています。
阪神で5年オリックスブルーウェーブで3年監督として指揮をしタイガースでは初年度の4位以外全てAクラスでした。
平田勝男氏
1985年の日本一の虎戦士でショートの守備力は相当な選手でした。
明治大学の名将島岡監督の下で野球をし六大学リーグでは4回優勝しています。
現役時代は守備の人のイメージが強く蝶が舞い蜂が刺すという名手吉田義男に与えられた称号を受け継ぐほどの名手でした。
晩節は守備固めや代打で送りバンドといったいぶし銀の活躍を見せてくれました。
引退後は解説者を経て1997年からコーチとしてタイガースに戻り同じ明治大学の島岡チルドレンの先輩である星野仙一氏が監督になると監督付きの広報兼運転手として支えタイガースの優勝に貢献しています。
その後も岡田彰布監督や金本監督の下でコーチとして手腕を発揮しています。
2軍の監督として優勝もしています。
可能性は低いですが生え抜きとしてずっとタイガースを支えてきた平田勝男氏にそろそろ一軍の監督として活躍してほしい気もします。
ネットで噂される阪神タイガース次期監督候補
ネットでは次の監督はミスタータイガース掛布だ!岡田だ!川藤だ!等、阪神タイガースファンの声が上がっています。
中でも多いのが二人で一人目は
落合博満氏
ロッテで三度の三冠王に輝き中日巨人日本ハムと渡り歩き全ての球団で活躍した名選手です。
監督としても中日ドラゴンズを2004年から2011年までの8年間率いて全てAクラスでリーグ優勝4回に2007年はシーズン成績2位からクライマックスシリーズを勝ち上がり日本シリーズで日本ハムに勝利し日本一にも輝いています。
選手としても監督としても成功した落合博光氏を阪神ファンは望んでいるようですが、おそらくテレビ番組で阪神の監督は?という感じの質問に面白そうだし強くなる的な発言をした事をきっかけに阪神ファンが盛り上がっているだけでしょうね。実現性は相当低いと思います。
もう一人のネットで騒がれている噂の人物は
新庄剛志氏
野村克也氏をもってして「宇宙人」と言わしめた暗黒時代の虎戦士です。
1992年にはそれまでの過去5年間で4度最下位と低迷していたチームを野田浩司氏、仲田幸司氏、湯舟敏郎氏中込伸氏等の充実期を迎えた投手陣を軸に助っ人のパチョレック氏やトーマスオマリー氏らを亀山努氏と新庄剛志氏の亀新コンビで牽引して残り2試合まで優勝争いを繰り広げました。
その後「センスを感じなくなったので引退する」と引退宣言してみたり、敬遠の球を打ってサヨナラヒットを打ってみたり投手を二刀流でやってみたり話題性は事欠きませんでした。
その後フリーエージェント宣言をして記者会見を開き「やっと自分に合った球団が見つかりました。その球団はニューヨーク・メッツです」とぶったまげのメジャーリーグへの挑戦を表明して世間をビックリさせました。
誰もが成功しないと思ったからです。当時野手でメジャーリーグに挑戦している日本人選手は居らずイチローと共に初めての野手での挑戦だった事もあってそんな風に思われたのでしょうね。
メッツやサンフランシスコ・ジャイアンツ、更にメッツでプレーしました。
誰もが成功しないと思ったのに4番打者として出場したり日本人で初めてワールドシリーズに出場したり新庄剛志氏らしさは満開だったように思います。
後に日本球界に復帰し日本ハムファイターズでプレーだけでなくドーム球場の天井からロープで降りて来たりとパフォーマンスでも話題を集めました。
足も速く守備も超一流バッティングも意外性があってココ一番に強い好選手ですがパフォーマンスの印象ばかりが目立ちます。
阪神の監督として成り立つ訳がないでしょうね。
ネットで騒いでいる人たちも分かっていっているとは思いますが新庄剛志新監督とはいかないでしょう。
2019シーズン阪神タイガース新監督は矢野燿大2軍監督で決まり!
ファームを日本一に導いた矢野燿大2軍監督が恐らく一軍昇格となる事でしょう。
しっかりとしたヘッドコーチを召喚して周りを固めて来シーズンに備えて欲しいものです。
例えば掛布雅之ヘッドコーチや岡田彰布ヘッドコーチ等実現しないでしょうがせっかくなら自身も学びながらという姿勢で監督をしてほしいと思います。
25日はドラフト会議も有りますし、今年最下位で終わってしまったものの伸びてきた若手も多いし魅力的な若手も多いのです。
決して優勝を狙えない戦力ではないのです。
だからこそしっかりとスタッフを組閣して選手が思う存分力を発揮できる環境づくりから作り直して欲しいと思います。
金本知憲監督と共に坂井信也球団オーナーも責任を取って辞するようです。
新たなフロントと新監督で応援しがいのある阪神タイガース再建をお願いしたいものですね。
金本知憲監督お疲れさまでした。