2018年のペナントレースが終わろうとしていますね。
広島カープ強い!!
セ・リーグのペナントレースは見事に3連覇を成し遂げた広島カープが圧倒的に今年も強かった。の一言です。
広島カープはさておき、2位のヤクルトスワローズ以下のCS争いの4チームは来季に向け様々なテコ入れが必要なのは間違いないでしょうね。
この記事の目次
高橋由伸監督から3度目の原辰徳監督へ読売巨人の3年間
2015年シーズン終了後、来シーズンも現役続行の意向を示していた中CS(クライマックスシリーズ)敗退が決まり当時の監督原辰徳氏が退陣の意思を表明すると何を思ったのか高橋由伸氏に読売は現役を引退させ、いきなり監督になることを要請しました。
高橋由伸氏と言えば1998年にミスターこと長嶋茂雄監督に21世紀のスターと期待され前年のドラフトで慶應義塾大学からドラフト1位(逆指名)で巨人に入団し開幕戦からスタメンとして出場しオールスターでは新人史上最多得票を集めて出場しルーキーイヤーに3割の成績を残しシーズン終盤には5番打者として定着する活躍を見せました。
ルーキーイヤーで3割の成績を残したのはセ・リーグでは長嶋茂雄以来実に40年ぶりの事でした。
その後も右足を大きく上げる独特の1本足にも近い打撃ホームで巨人の中軸打者を担い2年目にはチームメイトの松井秀喜氏を押しのけ読売巨人軍の第66代目の4番打者を務めたり国際大会では日本代表として4番を任されたりと強打者として活躍しました。
2015年のラストシーズンは選手兼任打撃コーチとしてプレーしています。
2015年に引退するまでの18年間で1753安打321本塁打986打点の成績を残しています。
10年連続2桁本塁打(巨人では長嶋、王、原、松井に続き5人目)や11打数連続安打、14打席連続出塁のプロ野球タイ記録を打ち立てたり守備でもゴールデングラブ賞を7回受賞するなど好守の選手でした。
ただ、守備面などで攻撃的なイメージも強く怪我が多い選手だったように思います。
晩年は代打での出場が主でしたが対戦相手から見れば怖い存在でしたしまだまだ現役で活躍できたのではないでしょうか?
しかし、現役を引退させ監督就任させるのです。
当時の渡邊恒雄取締役最高顧問、白石興二郎取締役オーナーと面会して監督を打診され承諾したそうです。
当時の渡邊恒雄取締役最高顧問このおっさんが出てくると何もかもがうさん臭く思えたのは私だけではないでしょう。
昔、ミスター(長嶋茂雄氏)から藤田元司監督に劇的に監督が変わった時も第1次原監督の時の堀内監督への交代劇もこの渡邊恒雄が嫌な感じに絡んでいた記憶があります。
まあオーナーですから仕方がないでしょうが、何かと傲慢なイメージの強い人物で好印象を持っている人よりかは逆の印象を持っている人の方が多いのは確かでしょうね。
選手からいきなり監督へ18代読売巨人軍監督高橋由伸
「巨人大鵬卵焼き」
戦後の日本の復興時期の子供に人気のあったのは、「巨人」「大鵬」「卵焼き」だという話を作家の堺屋太一氏が官僚時代に言ったことで広まったらしいですが、いまだに年寄りが口にするほど昔は巨人がみんな好きだったという事ですね。
昔は今ほど地域地域の球団が根付いておらず国民が目にする機会が一番多かったのが巨人という事もあったのが一つとV9と呼ばれ9年連続で日本一になる等圧倒的な強さを誇っていた時代でもあったという事も要因の一つでしょう。
その国民的人気球団「読売巨人軍」の監督は高橋由伸氏は18代目でした。
- 三宅大輔
- 浅沼誉夫
- 藤本定義
- ①中島治康
- 藤本英雄
- ②中島治康
- 三原脩
- 水原茂
- 川上哲治
- ①長嶋茂雄
- ①藤田元司
- 王貞治
- ②藤田元司
- ②長嶋茂雄
- ①原辰徳
- 堀内恒夫
- ②原辰徳
- 高橋由伸
1934年から2018年の84年の間で以上の14名しか監督をしていないのです。
国民的人気球団の巨人軍の監督を選手としてプレーしていた翌年から監督して采配を振るうというのはかなり難しかったのではないでしょうか?
日本全体におけるリーダーの年齢が昔に比べて低年齢化しているのは紛れもない事実で今後の日本を考えれば間違いなくプラスではあると思いますが野球界ではどうでしょう?
当然日本のプロ野球界も若返りが進み現在の監督は高橋由伸、金本知憲など若い監督も多く誕生しましたが、やはりいきなり組織の長として采配を振るうには経験が足りない部分があったのでしょうか?
名将と呼ばれる監督は一度外から野球を見てからかコーチ経験がある
名将・知将と呼ばれる監督はどのようなプロセスで監督になって結果を残したのでしょうか。
巨人軍に於いて実績を残した絶対的監督は「川上哲治氏」で有ることは間違いないと思います。
川上哲治氏は1957年からコーチを務め4年後の1961年に監督に昇格して1965年から1973年まで9年間連続で日本一に輝く実績を残す名将となるのです。
巨人の実績という意味での2番目の名監督は監督の年数が長いことも有りますが原辰徳氏ではないでしょうか?
原辰徳氏は1999年に長嶋監督の下、野手総合コーチコーチに就任して2000年にはヘッドコーチを経験して2002年シーズンから監督へと昇格します。
戦力が整っていたことも有りますが支配下選手70名のうち66名を適材適所で使い分け二軍で好調だった選手を昇格後即スタメンで起用したり桑田真澄の先発復帰や、清水隆行のトップバッター起用、川原純一投手の抑え起用などの采配がフィットして監督初年度での日本一を成し遂げました。
結果的に7度のリーグ優勝に3度の日本一に導く実績を残しています。
他球団の名監督、名将・知将と呼ばれる監督は今年亡くなられた星野仙一氏は1982年コーチ兼任選手を経験後引退して1983年から1986年までの3年間NHKで解説者を務め1987年シーズンから宙にドラゴンズの監督に就任しました。
40歳で監督になっている点は高橋由伸氏と似ているかもしれませんね。
闘将と呼ばれた星野氏は熱い言葉や振る舞いで選手を鼓舞し就任初年度は2位翌年にはリーグ優勝を成し遂げます。
原辰徳氏も星野仙一氏もチームを改革するのに大ナタを振るっているという点で共通しているかもしれませんね。
原辰徳氏は初回就任時こそ戦力補強はそこまで行ってませんが現有戦力内での大胆な配置転換を行いましたし、2回目の監督就任してからの12年間で補強したFA(フリーエージェント)した選手は12人に上ります。
星野仙一氏は初めての中日監督時代はそれまで主砲を務めていた中日の主力打者「矢沢健一氏」を引退するように説得しロッテからトレードで2度の三冠王に輝いた「落合博満氏」を獲得したり巨人から「西本聖氏」をこれもトレードで獲得したり仁村徹氏、彦野利勝氏、中村武志氏、立浪和義氏、山本昌氏、今中慎二氏等実績のない若手を積極的に使用してチームを若がえらせ勢いもあるチームへ変貌させました。
2回目の中日監督時代も阪神の監督時代も巧みに補強で他球団から選手を獲得しては主力として迎え入れる一方で若手を上手くやる気を出させてチームを生まれ変わらせることが上手だったように思います。
名将や知将と呼ばれる監督は多々居ますが、高橋由伸監督にも今後外で野球を見て監督して帰ってきて欲しいものです。
阪神タイガースBクラス決定!CSを逃した金本監督は辞任しないのか?
先日からずっと最下位をひた走る阪神タイガースですが、残りゲーム数の兼ね合いでおそらく最下位にはならないのではないかと思われますが、このふがいない成績で金本知憲監督は来シーズンも監督を続けるのでしょうか?
長い暗黒時代を抜けて戦力も豊富で生え抜きの鳥谷敬選手が居て毎年の補強により福留孝介選手や糸井嘉男選手が居て、投手には157キロの速球を投げる藤浪晋太郎選手がエースとして育ち長きに渡ってメッセンジャー選手が投手陣を引っ張る活躍を見せ若手も次々とファームでミスタータイガース「掛布雅之氏」が育て一軍へ昇格させる。
そんな流れが見事にはまっていたからこそ昨年は優勝こそ逃しましたしクライマックスで敗れましたが2位でシーズンを終えることが出来ました。
今シーズンは?最下位です(2018.10.07現在)
何故?「掛布雅之氏」を2軍監督の任から解いたのでしょう。
金本知憲監督の下で若手が躍動しないのでしょう?
藤浪晋太郎選手は何故イップスと言われゲームを作る事の出来ない投手になり下がったのでしょう?
ファンの声や週刊誌などで名前の伏せられた阪神OBなどの声によると
精神論で若手が委縮して実力が発揮できない
という事らしいです。
自身の現役時代は骨折しても次の日には出場して片手一本で外野へヒットを打つというような規格外の選手だったことも有って今の選手にも自身と同じような精神論でビシバシとハッパをかけているのかもしれませんね。
現在の若者はとにかく合理的というか現実主義です。
根拠のない根性論で到底動くとも思えません。
感覚で人を動かそうとするというのは難しいかもしれませんね。
阪神タイガース2019年シーズンの監督は誰なの?
今の若者には細かく整合性のとれる理論で言葉をかみ砕いて解りやすくかつ、根気強く指導することが重要に思います。
そういった意味では金本知憲監督は向いていないのかもしれません(イメージですが・・・)
あるテレビ番組で知将の代表格である「野村克也氏」が教え子である「古田敦也氏」と対談している中でやはり守りの扇の要であるキャッチャー出身者が監督をするべきだと仰っていましたが常に観察し考察し野球を考えながら一番プレーしているからキャッチャー出身者は監督に向いているそうです。
もう一度「野村克也監督」を本当は見たいのですが、年齢的に流石にもう厳しいでしょうから「古田敦也監督」をどこかでやはり見てみたいですね。
しかし、古田敦也氏が阪神タイガースの監督になる事は現時点では考えにくいでしょう。
キャッチャー出身者の監督となると現在の阪神のファームの監督である「矢野燿大氏」が現状ではファームも優勝させて一番可能性が高いかもしれませんね。
では、2019年シーズンの阪神監督は誰が務めているでしょう?
おそらく、「金本知憲監督」のままでしょうね。
昨年契約延長したばかりというのもあるでしょうし、監督交代劇となるには金本知憲監督自ら辞意の意向を示さない限りないでしょうね。
さすがに最下位となれば人気球団なだけに大きく交代か?と騒がれるでしょうけども実際には難しいのではないでしょうか?
先日一部のファンが金本知憲監督にホテルの前で痛烈なヤジを飛ばして金本知憲監督が飛び掛かっていこうとするところを「平田勝男氏」を含むスタッフが必死に制止したため大した問題になりませんでした。
スキャンダルや暴力沙汰などの問題や自身自らの退陣でもない限り来季もほぼほぼ「金本知憲監督」で阪神タイガースは行くのではないでしょうか。
人材の宝庫となっている巨人阪神
圧倒的な強さで広島3連覇で終わってしまうセ・リーグの2018のシーズンですが、来シーズン監督が代わる巨人もどうなるかわからない阪神も後に控える人材は相当なる人材が監督のキップを受け取るために並んで?待っているのではないでしょうか。
巨人で言うと勿論、来シーズンの監督に打診したと言われている原辰徳氏を筆頭に斎藤雅樹氏や川相昌弘氏に岡崎郁二氏など2軍のイースタンリーグ4連覇を成し遂げている歴代の名選手をはじめ中畑清氏や篠塚和典氏など歴代の巨人の名選手に桑田真澄氏や江川卓氏などフロント経験はないけども実に理論派な2人などもういちどユニフォームを着てグランドに姿を見せて欲しい人材ばかりです。
一方の阪神タイガースも誰もが甲子園の一軍の試合でミスタータイガース掛布雅之氏の指揮するところを見てみたいでしょうし、実績のある岡田彰布氏や陰で星野仙一氏や現在の金本知憲監督をずっと支え続ける平田勝男氏や矢野燿大2軍監督に真弓昭信氏、和田豊氏の経験済みの二人もまだまだ可能性はあるでしょう。
とにかく、監督をやりたくても12球団しかないプロ野球の監督をさせてもらえるのは毎年12人だけなわけです。
阪神巨人の人気球団となるとファンやマスコミの批判も相当ですが上記以外にも両チームの再建を思って見ている野球関係者が多くいるでしょうね。
強い阪神強い巨人が根底にあってこそプロ野球が楽しくなると思うので来シーズンこそは強い両チームでの優勝争いを繰り広げて欲しいものですね。