私は以前、営業職に就いていました。
しがないサラリーマンというやつです。
仕事を取ることを最優先にスマートに卒無くこなすようクライアントの事を調べ上げたり時には接待やお土産を持参したりと結構な先行投資もしたものです。
そんなスマート?な、やり方を良しとしなければ競合他社も多く商品価値にあまり差がない物売りだったのも手伝い担当者の心をつかむ方法が少なかったのかもしれません。敏腕営業マンというわけではなかったという事です。
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宮本から君へドラマに!浩役は池松壮亮
1990年バブル崩壊寸前のトレンディドラマが流行って居た頃、週刊モーニングにて新井秀樹氏のデビュー作として「宮本から君へ」が連載開始されました。
同じように営業職という事も相まってとにかく楽しみに読ませて頂いた記憶があります。私のマンガ100選の中ではかなり上位に位置する漫画です。
マルキタという文具メーカーの新卒営業マン宮本浩(24)は仕事も恋も何をやってもうまくいかないという不器用な日々を送りながらも少しづつ成長し自分の生きざまを見つけ出していく青春ストーリーとなっています。
競合他社にコンペで負けても負けを認めず自分勝手な正義感を振りかざして納得いくまで這いずり回ったり、人の心の痛みよりも自分の心の痛みがいつも中心にある身勝手なガキの部分も上手に熱くピュアで真面目な超絶エネルギッシュな宮本浩という男を池松壮亮が見事に演じ切っていて見ていて全く違和感を感じません。
宮本浩だけでなくマルキタの同期の良き相談相手関西弁を喋る田島薫は柄本時生が実に上手に熱演しています。
宮本と田島の上司小田三紀彦は星田英利(ほっしゃん)神保和夫は松山ケンイチ中野靖子は蒼井優が演じていますがどの役者さんもキャラクターの面影がバンバンあって原作の世界にどっぷりとつかりながら放送を見ることができますよ。
題字は原作者!オープニングソングはエレカシ!
昔は漫画のドラマ化や映画化はとてもじゃないが見れないイメージが壊れるから辞めて欲しいという作品が多かったように思いますが、最近はクオリティの高い作品が多くて作品に携わる方の思いが強く感じられますね。
テレビ東京系列毎週金曜日深夜0:52~1:230ドラマ25「宮本から君へ」は絶賛放送中です。
ちなみにドラマの題字は原作者の新井秀樹氏の手書きだそうです。オープニングテーマはエレファントカシマシの新曲「Easy Go」です。
原作を読んでいるあなたも読んでないあなたも是非チェックしてみてはいかがですか?