今年の夏の全国高校野球選手権大会は100回大会という節目の年を迎えますね。
大阪桐蔭高校が春の選抜大会を制し2度目の連覇を目指して、またそれを阻もうと各地で甲子園球場を目指し高校球児が必死に汗を流していることでしょう。
この記事の目次
夏の全国高校野球選手権大会は100回目
100回目の記念大会という事で例年は47都道府県代表に東京都と北海道のみ2校出場で49校が一堂に会し頂点を目指してしのぎを削っていますが、今年は北海道、東京都に加えて埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県の1府6県から2校が出場する事になり史上最多の56校から頂点を目指した熱い戦いが繰り広げられています。
高校野球は野球をやった事が無い人や女性の方もお年を召した方も老若男女問わず野球中継に引き込まれ感動しますよね。
なぜでしょう?それは球児たちの一生懸命な姿に筋書きの無いドラマが相まって感動を呼ぶんでしょうね。
そんな感動のドラマはリアルな高校野球の世界だけではなくて、マンガの世界にも多数存在します。
夏の球児達の熱い闘いの前に読むと気持ちが昂って更に甲子園大会が楽しめますよ!ってマンガを紹介します。
甲子園を目指す胸熱野球漫画
野球漫画の王道と言えば「巨人の星」だったり「ドカベン」だったりが有名ですね。中堅どころの野球漫画だと「ラストイニング」とか「メジャー」とかでしょうか。最近の野球漫画だと「ダイヤのエース」とか「バトルスタディズ」などが人気があるみたいですね。
高校野球だけじゃなければ「野球狂の詩」「ゼニグラ」「悪タレジャイアンツ」「侍ジャイアンツ」挙げていけばいくらでも出てきそうですね。
そんな中、私が是非にと今回オススメするのは「プレイボール2」です。
ざっくり説明すると、この漫画は主人公「谷口タカオ」が中学時代に指を怪我して一度は野球を諦めサッカー部に入部して持ち前の努力でレギュラーをつかむけどもどうしても野球を諦められず再び野球部に入部して先輩、後輩と甲子園を目指すと言うものです。
普通にありがちな話と言えばありがちですがこの「プレイボール2」と言う漫画は実は昔あの「ちばあきお」氏が描いていたんです。
「ちばあきお」氏と言えば「ちばてつや」氏の弟であり元々は兄てつや氏のアシスタントとして漫画に携わったのが始めのようです。そして、てつや氏あきお氏の弟は「七三太郎」氏という漫画一家です。
あなたもご存知だと思いますがてつや氏の代表作は「あしたのジョー」七三太郎氏は原作者で「4P田名くん」「イレブン」等があります。
元々は「キャプテン」という、ちばあきお氏の描いた中学野球の墨谷二中の野球部のキャプテン谷口タカオの卒業後の物語として連載の繋ぎとして描き始めたらしいのですが途中で構想が膨らみ長期連載となったそうです。
しかし連載の中途で体調を壊し最終的にはドクターストップがかかり未完のまま、あきお氏が41才の若さで亡くなられたので続きを読むことが出来ずにいました。
砂漠の野球部プレイボール!
2016年グランドジャンプという雑誌にて、ちばあきお氏の遺族とグランドジャンプ副編集長との協議でリバイバル企画が生まれたそうで「プレイボール」のファンであったらしい現、作者に話したところ続編を描くことになったそうです。
その現、作者が「コージィ城倉」氏です。
代表作に「砂漠の野球部」「俺はキャプテン」「チェイサー」等があり、別ネームでの原作も行っており代表作に「江川と西本」「グラゼニ」等現在の週刊誌の人気漫画があります。
「プレイボール2」のすごいところは、私が小学生の頃に読んで時が止まっていた物語を絵も何もかも全く昔のまま完全に再現されていて更に実際の「ちばあきお」氏が描いたのではないかと言うようなストーリー展開や各キャラクターのセリフ(丸井・イガラシ・倉橋・田所・佐野等)も寸分違わずイメージを崩すことなく時が動き出しているのです。
現在「谷口タカオ」キャプテンの最後の夏が始まっています。実際の高校球児の熱戦も勿論気になりますがグランドジャンプで連載中の「プレイボール2」の熱戦も注目ですよ!!